敬老の日はお年寄りに感謝を伝えたり長寿のお祝いをしたりする日です。しかし、「お年寄り扱いしないで!」とお祝いやプレゼントを嫌がる人も中にはいます。
特に自分の両親以上に義両親に対してはとても慎重になりますよね。年寄り扱いするのも悪いかな?と何もしなかったらしないで、「気の利かない嫁だ!」と思われてしまうかもしれません。
年齢というデリケートな問題なので、何歳くらいなら敬老の日をお祝いしても大丈夫なのかとても気になりますよね。
今回は「敬老の日」を祝う年齢について紹介していきます。
敬老の日のお祝いは何歳からか決まっている?
結論から言うと、敬老の日は「何歳から」といった明確な決まりはありません。
祝日法によると「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」となっているので、
じゃあ、その「老人」って何歳なの?
という肝心な部分が分からないんですよね。
そのため、敬老の日を祝うとされる年齢は諸説あり、
- 定年を迎える60歳
- 「高齢者」の仲間入りをする65歳
- 60代はまだ若いから70歳から
- 「後期高齢者」になる75歳以上でしょ
…といったさまざまな意見が飛び交う中、
- 年齢は関係ない。孫が出来たら、もうおじいちゃん&おばあちゃん
という意見が一般的になってきています。
ただ、40代や50代で孫がいる人も多いので、一概に老人とは言えないですよね。
また、最近では60代なんてまだまだ若くて元気ですから、老人扱いされるのを嫌がる人も多いです。
70代以上で孫がいる人なら嫌がられることは少ないですが、60代の人なら敬老の日の贈り物などは慎重になる必要があります。
敬老の日のプレゼントを義両親に渡すときの注意点
初めて敬老の日のプレゼントを渡すときってドキドキしますよね。
特に義両親だと「年寄り扱いしたと思われて、ムっとされないかな」と心配です。
こちらが良かれと思ってしたことなので、できるだけ相手を不快にさせず、喜んでもらえるようにプレゼントを渡したいですよね。
孫から渡す
プレゼント自体は大人が選んだとしても、渡すのは孫からのほうが喜ばれます。
直接渡せず郵送にするときも、孫が書いたメッセージや絵を添えておくといいでしょう。
「子」や「嫁」の立場から渡してしまうと、「あなたの親であって、あなたのおばあちゃんじゃないんだけど!」と怒ってしまう人もいます。
子から親へプレゼントする機会は「母の日」や「父の日」がありますから、やはり敬老の日は孫からプレゼントを渡すのが自然です。
可愛い孫から贈り物をもらって嫌な顔をする人なんてほとんどいません。
ただ、孫がまだ赤ちゃんの場合、「代わりに親が…」と思う人もいるでしょう。
孫からという名目で渡してもまだ赤ちゃんなわけですから、赤ちゃんの親である自分たちが渡している感が否めません。
心遣いには喜んでくれるかもしれませんが、複雑な気持ちになってしまう人もいるので、敬老の日のプレゼントは子供がもう少し成長してからにしましょう。
「おめでとう」よりも「ありがとう」を伝える
先ほども出ましたが、敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」です。
長年社会につくしてきた人に対する感謝「ありがとう」と、長寿を祝う「おめでとう」の2つが意味があるんですよね。
ここで「長寿おめでとう!これからも元気で長生きしてね!」といったメッセージを送ってしまうと、いかにも老人扱いしてるようにとらえられてしまいます。
長寿のお祝いというよりも「日頃の感謝を込めて」という方を強調すると、年寄り扱いしてるようには感じられないはずです。
日頃から贈り物をくれるなど孫を可愛がってくれている義両親なら、そのお礼という形でプレゼントを渡してみてはいかがでしょうか。
年寄りっぽいプレゼントを選ばない
プレゼントを選ぶときにも気を付けましょう。
補聴器、杖、老眼鏡(眼鏡ケースも)などは年齢を感じさせてしまうアイテムですよね。こうしたものは絶対に避けましょう。
プレゼント選びが難しい場合には、物ではなく食事をご馳走するなどでもいいでしょう。
あまり大げさにしてしまうと、それこそ「お祝い」のような雰囲気が出てしまいますので、日頃の感謝を伝えるという意味では食事やちょっとしたプレゼントのほうが相応しいかもしれません。
「敬老の日なんて失礼!」と、もし言われたら?
ここまで気を遣っても、もしかしたら「敬老の日なんて失礼!まだそんな歳じゃないわ!」と言われてしまうかもしれません。
特に女性は年齢のことに関しては敏感ですから、こちらにそんなつもりが一切なくても、年齢のことを言われているように感じてしまう人もいるでしょう。
もしそんな風に言われてしまったら、「そうですよね。まだお若いのに敬老の日なんて早かったですよね。」と相手の気持ちを一旦受け止めましょう。
その上で、「日頃お世話になっているのになかなかお返しをする機会がなかったので、この機会に何かさせていただきたくて…」と
年齢がどうこうじゃなくて、感謝の気持ちを伝えたいんですよ!
という点を改めてアピールするといいと思います。
また、保育園や幼稚園で敬老の日のために手紙や似顔絵を描いてくることがあるでしょう。
そうした場合には、「敬老の日なんてまだお若いのに失礼かと思ったのですが、子供がお義父さん・お義母さんのために作ってきたので、よかったら受け取っていただけますか?」といえば、悪い気はしないはずです。
まとめ
60歳なら還暦、70歳なら古希というようにハッキリと年齢が決まっていればいいのですが、敬老の日は年齢があいまいなぶん相手に贈り物をしていいのか悩んでしまいますよね。
孫からプレゼントを渡してもらうこと、年齢のことではなく感謝の気持ちを伝えたいんだということ、このあたりを気を付けていれば相手を嫌な気持ちにさせることはないでしょう。
もし義両親にプレゼントを渡すのなら、相手にも喜んでもらえるような工夫をしましょうね。
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