子供が保育園に通っているころは、毎年秋になるとお芋掘りがあり、新鮮なさつまいもを持って帰ってきてくれてました。
ただ、初めて持って帰ってきたときには、どうやって保存したらいいのか分からなかったんですよね。
野菜によって「新鮮なうちにすぐ食べたほうがいいもの」「少し寝かせてから食べたほうがいいもの」があるので、さつまいもはどうなんだろう?というのも疑問点でした。
そこで今回は、さつまいもは収穫後すぐに食べたほうがいいのか、正しい保存方法はどのようなものかについて紹介していきますね。
芋掘りしたら、すぐに食べるべき?
野菜は採れたてだと新鮮で美味しいようなイメージがありますが、さつまいもは少し寝かせてから食べるのがいいいとされています。
つまり、芋掘りで収穫したばかりのさつまいもを、持って帰ってきたその日に食べるのはおすすめしません。
さつまいもは寝かせることで甘みが増します。
その理由としては、寝かせている間に
- 水分が適度に抜けて味が濃くなる。
- でんぷんが分解されて糖になる。
という2点が挙げられます。
収穫後すぐに食べると、水分が多いのでみずみずしく柔らかい食感になりますが、味のほうはイマイチです。
正しい方法で保存していれば、すぐに食べなかったからといって数日で腐ってしまうようなことありませんから、慌てて食べる必要はありません。
芋掘りで収穫したさつまいもの食べ頃はいつ?
では、収穫後のさつまいもはどのくらい寝かせれば食べ頃になるのでしょうか?
さつまいもを寝かせる期間は最低でも1週間、できれば2週間程度寝かせると食べ頃になります。
もちろん、それ以上寝かせていけば甘みが増していくので、3週間~1カ月くらい寝かせても構いません。
芋掘りで収穫したさつまいもの正しい保存方法は?
温度
さつまいもは寒い場所が苦手です。
野菜を長持ちさせるには冷蔵庫のほうがいいのではないかと考える人もいるでしょうが、さつまいもに関しては冷蔵庫NGです。
常温保存が望ましいですが、暖かすぎる場所だと発芽が進んでしまう可能性もあるので、冷暗所に置いておくのがおすすめです。
土
畑から収穫したものをそのまま持って帰ってくると、さつまいもに土がついたままのことが多いですよね。
室内にポロポロと土が落ちてしまうのが気になって、さつまいもを水洗いしたくなりますが、なるべく洗わないほうがいいです。
その理由としては、洗う際にさつまいもの表面にキズがついてしまい、そこから傷んでくる可能性があるからです。
また、洗ったときの水分が残ったままになってしまうと、カビが生えてしまう原因にもなります。
どうしても土が気になる場合には水で洗うのではなく、土を軽く払う程度にしておきましょう。
新聞紙
さつまいもは1つずつ新聞紙にくるんで保存しておきます。
ビニール袋のような密閉性の高いものだと、蒸発した水分がこもってしまいカビの原因となることも。
新聞紙にくるんでおくことで、乾燥し過ぎることも防げます。
まとめ
さつまいもの正しい保存方法は、
- 1~2週間以上寝かせる
- 新聞紙にくるんで常温保存(冷蔵庫はNG)
です。
大量のさつまいもを何カ月も長期保存させるにはもっとそれに適した方法でなければいけませんが、芋掘りで持って帰ってくるのは1~2本、多くても5本以下ではないでしょうか。
1カ月くらいあれば食べきれる量だと思いますので、最低限のポイントを押さえて保存しておけば大丈夫です。
せっかくの秋の味覚、最大限においしくいただきましょう♪
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