この春、息子が小学校に入学しました。
保育園にいたころとは環境も変わってきて、自分でやらなければならないことも増えてきます。
小学校入学までに練習しておいてよかったなと思ったこと、もっと練習させておけばよかったなと思ったことがいくつかあるので、今後お子さんの小学校入学を控えている方に参考にしていただければと思います。
名前の読み書き
1年生の国語の学習はひらがなからスタートするので、入学前に学習しておく必要はないといわれています。
しかし、幼稚園や保育園ではひらがなを教えてくれることが多く、入学前にはほとんどの子がひらがなを読めます。
カタカナを読み書きできる子も多いですし、簡単な漢字なら書けるという子もいました。
ひらがなを書けなくても、入学後に1つずつ練習していくので必要以上に焦ることはないですが、最低限自分の名前は読み書きできておいたほうがいいです。
名前が読めないと自分の持ち物が分からなくなってしまいますし、プリントなどを提出するときには自分の名前を書く必要があります。
また、国語の授業で教科書の音読もするので、ひらがなを上手に書けなくても、絵本などで読む練習はしておいたほうがいいと感じました。
息子は全部のひらがなを上手に書くことはできませんでしたが、名前はとりあえず書けていました。
着替え
息子は保育園に通っていたのでお昼寝の時間があり、パジャマに着替える機会があったので、3歳くらいから簡単な着替えならできるようになり、年長さんではボタンの付いた服でも問題なく着られるようになっていました。
小学校では体操着に着替えることがあるので、自分で着替えができるようになってなくてはいけません。
「着替えはできるから、特に問題はないかな~」と思っていたのですが、盲点がありました。
それは、
脱いだ服をたたむ
ことです。
入学説明会のときに服をたたむ練習をしてくるようにといわれて、焦りました。
体育の授業などで体操着に着替える際、脱いだ自分の服はたたんで机の上に置いておくようになりますよね。
また、体操着も週末に持って帰ってきますが週に何回か使うので、使い終わったあとキレイにたたんで袋にしまっておかないと、次に使うときはシワシワです。
家だと脱いだ服はそのまま洗濯のために脱衣所に持っていくので、「脱いだ服をたたむ」という習慣はありませんでした。
息子に「ちょっとこの服たたんでみて~」と言ったところ、保育園で教えてもらったのか、きちんとたためていたので大丈夫かな~と思っていたのですが…
毎週体操着はぐちゃぐちゃの状態で袋に詰め込まれて持って帰ってきます(笑)
たたむこと自体できても、習慣化するまでには時間が掛かるんだな…と実感し、今も練習中です。
もし、今お子さんが小学校入学を控えているのなら、着替えだけでなく「脱いだ服をたたむ」という練習をしておくことをおすすめします。
交通ルール
昨年、免許を更新した際の講習で「子どもの交通事故は圧倒的に小学校1年生が多い」というデータを見て、かなり不安になったのを覚えています。
幼稚園や保育園では親が送るか、送迎バスで通うのが一般的ですよね。
それが、小学生になって初めて自分1人で通うことになります。
1人での通学に慣れていない1年生だと飛び出しや不注意などで事故に遭ってしまうお子さんがどうしても多くなってしまうようです。
息子が通う小学校の場合、登校時は通学班なので近所に住む高学年の子たちと一緒に通っています。
しかし、帰りは基本1人です。
入学したてのときは、保護者が交代で当番を務めて一緒に下校したり、グループ下校でみんなで一緒に帰ったりしています。
それでも、まだ1年生くらいだと興味のあるものが目に入れば注意がそちらに向かってしまうことも多いので、親としては心配です。
わが家は小学校が近かったので通学路における危険ポイントは少ないですが、それでも入学前には何度か一緒に通学路を歩いて練習しました。
信号の見方などは分かっていたようですが、よそ見をしていて歩道から外れてしまったり、前をしっかり見ていなかったりすることも…。
信号で止まるのはもちろんですが、それ以外にも歩行者や自転車と遭遇しそうな場所では止まって周囲を確認するように練習させました。
時間内での食事
食事の時間は保育園にいたころよりも短くなっていました。
給食の時間は45分間になっているのですが、配膳や片付けの時間が含まれているので、実際に食事できる時間は20分程度です。
息子の通っている小学校では、最初のうちは慣れない配膳に時間もかかってしまうという理由から、4時間目の授業を少し早く切り上げて、給食の時間を長くとってくれています。
食べる時間も5~10分程度長くなっていますが、いずれは時間内に食べ終わるようにしなくてはいけません。
保育園のときも時間は決まっていたので、「時間内に食べる」ということには慣れていると思いますが、時間が短くなったぶん目の前の食事に集中して食べることが必要になってきます。
家では時間について特に決めていなかったので、入学前に少し練習しました。
名札(安全ピン)の使い方
名札は安全ピンで留めるタイプなんですが、入学式の日に配られ、
「今日はこのまま付けて帰ってもらいますが、明日からは学校に置きっぱなしにします。毎日自分でつけることになるので、今日家で練習してきてください。」
と先生から言われて慌てました。
家に帰ってから練習したのですが、初めて安全ピンを扱うので1日でできるようになるはずもなく…。
上手にできずに引っ張ったりしたので、次の日から数日間洋服に大きな穴をあけて帰ってくるようになりました(泣)
すぐに名札専用のクリップを買ったので、その後は服に穴をあけるようなことにはなりませんでしたが、クリップの穴にピンを通さなくてはいけないので、結局練習は必要です。
さすがに1日で名札の付け方をマスターするなんて無理じゃないか…?
事前に知らせてくれていたら、少し練習できたのになぁと。安全ピンを子どもに使わせるのは怖いかもしれませんが、できるだけ早いうちに親の見ているところで練習させておくのがいいと思います。
まとめ
保育園に通っていたこともあり、ひらがなの読み書きや自分の身の回りのことなどできるようになっていたので、保育園の先生には本当に感謝しています。
小学校ではそのほかに身に付けなければいかないことも多く、「着替えをたたむこと」や「名札をつけること」など、盲点だったこともありました。
入学準備に追われるなか、こうしたことを教えていくのは大変かもしれませんが、できるだけ早いうちに練習しておいたほうがいいと思います。
なにより私自身が、もっと練習させておけばよかった~(泣)と後悔していることなので、お子さんの成長に合わせて早い段階から少しずつ練習させていくのがおすすめです。
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