昨年、1人用の土鍋を買い、湯豆腐や鍋焼きうどんにと重宝していたんですが、ひと冬しか持たずに割れてしまったんです。
「安物だから仕方ないのかな?」と思って買い直したんですが、中の説明書を読んで初めて「目止め」が必要だということに気がつきました…。
土鍋が割れたのは安物だったからではなく、私が目止めを忘れたせいだったんです!
万が一、目止めを忘れて使ってしまった場合でも、割れてしまう前に目止めをすれば大丈夫なのか?
気になったので調べてみました。
土鍋の目止めを忘れた!しないとどうなる?
土鍋の底の部分には釉薬(うわぐすり)が塗っていないので素焼きのままになっており空洞が多く、水が吸収されやすくなっています。
そもそも目止めとは、使い始める前にこの土鍋にある小さな空洞を埋めるという作業です。
目止めをしないと水を通しやすくなってしまうので、
- 作った料理のダシなどが染みてしまい、においや色が取れなくなる
- ヒビが入りやすくなり、割れやすい
- 焦げ付きやすくなる
といったデメリットがあります。
こうしたことにならないためにも、小麦粉や片栗粉、お米のとぎ汁などを使って、でんぷん質で空洞を埋める必要があるのです。
土鍋の目止めは後からしてもいい?
目止めは使い始めだけでなく、使い込んで小さなヒビができてしまったときに修復の目的ですることもあります。
土鍋は買ったあとすぐ、使い始める前に目止めをするのが望ましいですが、土鍋を使ってしまったあとでもひび割れなどが気になる場合にはやったほうがいいですね。
ただ、使い始める前にするときよりも効果は落ちますので、「やらないよりはいい」くらいの感覚です。
目止めのやり方はこちらに書いています↓
すでに土鍋に臭いがついてしまっていたら、お茶で消臭
目止めをするのを忘れて使ってしまった場合、すでに料理の臭いがついてしまっていることもありますよね。
今からでも目止めをしようと考えているのなら、その前に臭いを取ってからにしましょう。
においをとる方法で簡単なのは、出がらしの茶葉を使う方法です。
消臭の効果が高いとされているのは緑茶ですが、なければ紅茶や中国茶などでも大丈夫なので、普段飲んでいるお茶があればそれを使いましょう。
土鍋いっぱいの水に茶葉を入れてそのまま一晩置くだけでもいいですが、においが強い場合などは一度火にかけて煮込んでから放置して冷ますといいです。
お茶がなければ柑橘類の皮でも似たような効果が得られます。
においが落ちないからといって、洗剤やキッチンハイターなどを使ってしまうと、それ自体が土鍋に染み込んでしまい臭いの原因となってしまうので要注意です。
洗剤よりも、茶葉やみかんの皮など口に入れても大丈夫なもののほうが安心ですよね。
まとめ
- 目止めをしないと、土鍋が割れやすくなる、においが付きやすくなるなどのデメリットが!
- 土鍋を使う前に目止めするのが理想的だけど、後からでもしたほうがいい
- 目止めを忘れて使ってしまい、においが付いてしまったら消臭してから目止めする
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